【乙4】危険物取扱者試験の受験記録&勉強方法について

昨日危険物取扱者試験があり、受験して参りましたので、所感と勉強方法等ついて記事にしたいと思います。

試験会場について

試験は13時15分開始でしたが、12時45分集合だったので12時30分頃に試験会場につきました。自分としては、大学生とかが多いのかな?とも思っておりましたが、意外と自分と同じくらいの年代やおじさん達が多くてびっくり。男女比としては8:2くらいでしたかね。

試験会場に入ると、まずは試験の注意事項の説明があり、試験前に問題用紙、解答用紙が配られ、名前等を記入。その後、13時15分丁度に試験開始となりました。
(ここら辺は他の資格試験とほぼ同様かと思います)

また、乙四の試験時間は2時間ですが(甲種は2時間30分、乙種は2時間、丙種は1時間15分)、試験開始から35分経過すると、試験官の指示により途中退室が可能となります。

試験内容について

試験内容については、約2か月程度、平均1.5時間ほど勉強して総60時間程度しか勉強しておりませんでしたが、それでもスラスラ問題が解けましたので、比較的簡単な試験だったと思います。試験時間も見直しも含めて30分かかりませんでしたので、時間に追われることもなく落ち着いて問題を解くことが出来ました。
全般的な所感としては、過去問から多く出題されること、各科目6割を超えていれば合格できることから、一通り過去問を解けるようになれば絶対に合格できる試験だと感じました。以下、科目ごとの所感になります。

危険物に関する法令(法令)

危険物に関する法令は一番問題の多い科目となっております(15問中9問正解で合格)。
ボリューム的には一番多いので、勉強は時間がかかりますが、6問間違えても合格できるので、頻出問題に狙いを定めて勉強しても受かると思います。ようは、自分が覚えられないと思った単元は捨てても何とかなる科目だと感じました。暗記をするにしても法令については、何となく体系的に覚えれられると思いますので、過去問を解けばある程度自然に覚えられると思います。

基礎的な物理学及び基礎的な化学(基礎)

これはもう中学、高校での授業を当時どんだけ頑張ってたかで全然違うと思います(笑)
自分はなんとな~く覚えていたので、苦も無く学習できました。ただ、mol計算や熱計算など数字が苦手な人には辛い科目だと思います。暗記が必要なのは前回の記事でも記載してますが、原子量、イオン化傾向、炎色反応くらいで、それ以外は一度問題を解いてしまえば十分だと感じました。
ただ、本科目は問題数が少ない(10問中6問正解で合格)ので4問しか間違うことが出来ません!簡単な問題を落とすと不合格になる確率も上がりますので、過去問演習は必須です(まあどれも必須なんですが)

危険物の性質並びにその火災予防及び消化の方法(性消)

個人的にはこの科目が一番難易度が高いと感じました。
まず、問題数が少ない(10問中6問正解で合格)ので4問しか間違うことが出来ません!なので、捨て問を作るのはオススメしません

とはいっても、覚えることが馴染みが無さ過ぎて、すぐ忘れちゃいます・・・ただ、この科目は純粋に暗記です!なので、前回記事に掲載した表を丸暗記すればいけると思います!

勉強方法

ここからは本題の勉強方法についてですが、まずは公式ホームページから過去問を見れますので解いてみてください。

過去に出題された問題

過去に出題された問題|危険物取扱者試験 |一般財団法人消防試験研究センター (shoubo-shiken.or.jp)

「乙種第4類試験」をクリックすればPdfファイルが開けます。1回分の過去問ですので、とりあえず全部目を通してみてください。

本試験はマークシート方式ですので、当然ですが答えが書いてあります。この手の試験は、問題文と回答群の記載ぶりを把握することが重要ですので、「こんな風に出題されるんだ~」ってのをまずは感じてください。中には無勉強でも回答出来るものもあります。(静電気や状態変化など)

で、一回問題を解いたら本格的に試験勉強を開始しますが、まずはテキストですよね。乙四にかかるテキストは世の中に多く出回っておりますが、自分は「ユーキャンの乙種第4類危険物取扱者速習レッスン」と「乙種4類危険物取扱者試験令和4年版」を使って勉強しました。

イメージ的には前者が「初学者向けのテキスト」で後者が「詳しいテキスト+過去問集」といったところです。ぶっちゃけこの2冊を真面目にこなせば、まず合格できると思います。ただ、2冊やるのは相当しんどいと思いますので、下記のとおりオススメします。

絶対に合格したい人、試験慣れしている人

乙種4類危険物取扱者試験令和4年版」がオススメです。

このテキストですが、頻出ではない内容についてもかなり詳しい内容まで網羅されております。かつ、単元ごとに過去問で演習が出来ますので、このテキストを3回ほどこなせばそれだけで合格できると思います。過去問についても総計500問以上掲載されておりますので、昨日の試験でも9割方は見たことなる問題でした。

ただ、デメリットとしては文字メインのテキストなので図解が少ないこと。勉強に苦手意識がある人はそもそも本テキストで勉強するのが苦痛でしょうがないと思います。

勉強が苦手な人、試験慣れしていない人

勉強が苦手な人は、「ユーキャンの乙種第4類危険物取扱者速習レッスン」がおすすめです。

このテキストは図解が豊富で巻末にある資料も要点を絞って列挙されております。読み進める際もスラスラと読むことが出来ますし、別冊になっている「これだけ50+」も必要最低限の内容をまとめてあって暗記するには丁度いいです。

ただ、気を付けないといけないのは、このテキストは付録として2回分の模擬試験が掲載されているだけですので過去問演習が足りなくなります。一応各章の終わりに〇×問題が掲載されているのですが、過去問と同様の形式ではありませんのであまり意味がありません。

なので、このテキストだけで勉強する際は、1度読破したら、あとは問題を掲載しているサイトなどでひたすら演習をときましょう!!おススメはこのサイトです。全9回分ありますが、まずは1回ずつ解いてみて、誤答や回答に迷った問題については、テキストで再確認してください。そのあと、もう1度問題を解いてみて満点がとれるようになれば本番でも6割は余裕でとれると思います。

[番外編]絶対にお金をかけずに合格したい人、参考書を開く時間が取れない人

とりあえずこちらの勉強方法はあまりオススメ出来ないのですが・・・中には絶対にお金をかけたくない!!って人、いると思います。個人的には乙種は試験手数料が「4,700円」もするので下手な勉強して再受験するよりは、テキスト1冊買って勉強した方がトータル的には安上がりかな~って思いますが。
また、忙しくて通勤・通学や昼休みなど、勉強時間が小間切れにしか取れない人もいると思います。そんな人には「YouTube学習+ネットで過去問演習」をオススメします。(が、できれば参考書で勉強したほうがいいと思います)

理由としては、初学者では、よくあるブログの乙四講座なんか見てもさっぱり訳分からないと思いますので、ある程度尺が決まっているYouTubeから学習するのがおススメ。とくに動画だと視覚的にも聴覚的にも情報がすんなり入りますので、知識の定着も早いと思います。

おすすめのYouTube動画は下記のとおり

  • Yukito塾さん・・・非常にわかりやすいです。ただ、「性消」の内容は充実してますが、「法令」と「基礎」についてはこれだけでは不十分だと思います。
  • けみちるチャンネルさん・・・「基礎」については全てを網羅している訳ではありませんが、この動画を見れば概ね理解できると思います。
  • 超速!危険物ちゃんねるさん・・・このシリーズの「法令」は、最低限覚える事項を15分にまとめてあって非常にわかりやすいです。

ざっとこんな感じですかね。一通り動画を視聴したら早速過去問を解いてみてください。おすすめサイトは先ほど紹介したサイトですが、その前にこのサイトで試験科目ごとに問題を解いてみて知識の定着率を確認したほうがいいと思います。

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